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投稿者: Tomomi Fukaya



アメリカ時間、9月9日。
南カリフォルニアのトラッソゥズにおいて、『Rip Curl WSL Finals』がONになりました!

数日前からサンクレメンテの街では、週末のハリケーンスウェルで決着をつけるのでは?
という話題を、至る所で聞くようになり。

迎えた土曜日の朝。
十分な4-6ft(オフィシャル発表)なロウワーズ、オフショア。


まずはウィメンズのマッチ1から、スタート。
その後はメンズのマッチ1→女子マッチ2→男子マッチ3・・・と、男女交互に順調に試合を進行。



いよいよ最後、タイトルマッチは。
先に2ヒートを勝利したものが、ワールドタイトルを獲得=早ければ2ヒートで決着がつき。

長い場合は、選手たちはタイトルマッチだけでも立て続けに3ヒートこなすことになるのでした。



しかしウィメンズはキャロライン・マークス(USA)が、黄色ジャージィのカリッサ・ムーア(HAW)に3ヒート目を与えることなく勝利。
またメンズは黄色ジャージィで、ラスボスに控えていたフィリペ・トレド(BRA)が、やはり2ヒート連続で制し。

2023年のワールドチャンプとなりました。

現場に足を運ぶと、トピックがそこいらじゅうにあることに気づきます。
全部書いていると長くなりそうなので、今回は通常通り試合にフォーカスにしてお伝えさせていただき。

次回は会場で過ごした様子等を、続投する予定です。

それでは、まず先にワールドチャンプを決めたキャロラインのこの日の仕事から。
彼女はマッチ2から出番となり、まずはマッチ1でモーリー・ピックラム(AUS)を倒したケイトリン・シマーズ(USA)と対戦。

朝1のヒートでは、ライト波でエクセレントを示していたケイトリンでしたが。
マッチ2では、特にいいところを見せることが出来ず。

キャロラインのトレードマークともいえる、バックハンドハックの前に敗退。
続くマッチ3では、タイラー・ライト(AUS)との勝負になりました。



こちら、両者ともパワーハックは18番。
見応えあるいい勝負になったものの、キャロラインのバックハンドはここで最高潮に炸裂!

9.07ptsを筆頭に、トータルでも17.40ptsというエクセレントを揃え。
タイトルマッチへと駒を進めたのでした。

待ち受けていたカリッサ、そして勝ち上がってきたキャロライン。
どちらもライト波に焦点を当て、素晴らしい演技を披露していきました。

ビーチに居たギャラリーは、スコアが出るまで正直どちらの方が勝っているのかわからないほど。
そのことを話しているのは、非常にCTコンテストに関し長けた人々なものだから興味深い。



カリッサの方が、贔屓目なしで勝っていると思っている人。
いやキャロラインでしょと、それぞれで違うスコアが聞こえたけれど。

どちらもLOSTだから、まっどっちが勝ってもマット(バイオロス)は嬉しいね!
なんていう人も。

結果。ジャッジは、キャロラインの強烈バックハンドに軍配。
カリッサは、昨年も今年も年間を通して誰よりもチャンプにふさわしい仕事をしてきたのに残念すぎる・・

これがFINAL5の醍醐味か。
最後までわからないギャンブル性、キャロラインに賭けていた人はボーナスがどーんと入ったことでしょう。

キャロラインはフロリダ出身で、現在はサンクレメンテ在住の21歳。
彼女のタイトルが確定した途端、仲間のビキニガールズが一斉に大量のワニを引き連れ、チャンプを迎えに入水。



その光景は、ただただ可愛いかった♪
ギャル世代の演出は、独特で面白いですね。

キャロラインがこの日使用していたボードは、ピンク系でスマイルマークがあったことにも地元少女たちは反応していたな。



友達間でどちらの方がスマイルマーク愛が強いのか、意味不明な勝負をする微笑ましいちびっこ。
次世代を担うグロムガールズの心もがっつり掴んで、キャロライン初の世界一です!

さて、メンズ。
フィリペは静かに、誰が勝ち上がってくるのか息を潜めて待ち受けていました。



ビーチに集まった群集は、それぞれの選手を応援する色に身を包むカラーギャング状態。
最も多かったのは、やはりマッチ3に控えてた、グリフィン・コーラピント(USA)の赤。



しかしグリフが、ここでイーサン・ユーイング(AUS)に負けてしまうと、フィリペ隊の黒が一気に覚醒。
待っていたのは、黒のフィリペ応援団も大将も一緒。



タイトルマッチでのイーサンとのヒートでは、声援もどんどんヒートアップしていきました。
ヒート1は、この日のクライマックスを既に迎えた感じで、フィリペもイーサンも絶好調!

どちらもエクセレントを惜しげなく発揮する、WSLハイエンドゲーム。
7pts台は、もはや捨て波となったこのヒート、フィリペが僅差で制します。



そうして迎えた、H2。
この頃には大分オンショアが強まってきて、サイズもMAXを既に超えたかのようなセット間隔になっていたのでした。

どちらもなかなか波に乗らず、リスタートはないのか?なんていう声も聞こえ始めます。
最初に入ったセットは、あまりにもセット間が長かったため、彼ら一流選手でも間に合わず。



その後もスローな状態・・・を、最初に突破したのは、フィリペ!
1本演技したら、突然我にかえったかのようにサクサク仕事をし始め、そのまま勝利のワールドタイトル2年連続獲得!!

ブラジル代表ではありますが、フィリペもサンクレメンテ在住。
家族や友人が見守る最高のシチュエーションで、チャンピオンとなりました。



今期2位に甘んじたイーサンは、周知のとおり先月のチョポイベント前に2つの脊椎を骨折してしまいました。
今回LAX行きのチケットを購入したまでは、記事で読んでいたけれど。

驚いたのは、朝会場で歩いている姿を見かけたとき。
あまりにも普通に歩いていたので、最初まさかイーサンとは思いませんでした。

ジャージィを身に着けた時も、えっ出るの?とびっくり。
更に、海に入ったらもっと人々の度肝を抜くキレッキレの演技。



どんな治療をしたのでしょう?魔法??メドベッドw???
リハビリ方法も含め、そのドクターを大谷翔平にも紹介してほしい!なんちゃって。

骨折にもめげず、決してあきらめなかったイーサン。
常識と言われている(正直、常識は人によって違うはず)ようなことより、自分を信じたいですね!



今年のロウワーズ決戦は、珍しく週末だったこともあり更に盛り上がっていたような気がします。
もちろん、サンクレメンテ市民が多くFINAL5に残ったこともその要因。

普段はビーチで見かけないような雰囲気の人だったり、シルバー世代の方も多く足を運んでいました。
特にお爺ちゃんやお婆ちゃんは、選手の身内だったりするところがほっこり。

ロウワーズまでの段差があるトレイルに、難儀していたけれど。
しっかり自身の足で歩み、重い荷物まで抱えていたりするのだから天晴です!



話は変わり、心配なのは。
FINALSイベントを、来年も行えるのか?ということ。

このステートパーク、軍からの賃貸契約は50年。
その50年を既に経過していて、延滞契約は、2024年の8月31日までとなっているのです。

近い将来、トラッソウズやサンオノフレでサーフィンできなくなる日がくるかもしれない(´;ω;`)
こちらについても、詳しく触れるつもりでいます。



ある意味、マリーンの基地内で海に入っているということ。
日本だって、まさかの本気の戦争までありえる昨今。

今を精一杯満喫して、違う空気の流れにしていきたいものです。
それでは次回、ロウワーズ会場で過ごした様子に続きます☆






| サーフニュース | 11:11 AM |






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