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投稿者: Tomomi Fukaya



ポルトガルで開催中のWSL・CT第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』
現地時間14日、ファイナルズデーを迎えました。

会場となっているペニーシェのスーパーチューボスでは。
予報通りオフショアとなり、更には十分なサイズを残すという嬉しい展開に。

メンズはR16、ウィメンズはクォーターファイナルから。
そして一気にファイナルまで行われ。

ジョアオ・チアンカ(BRA)、ケイトリン・シマーズ(USA)というフレッシュな二人が勝利!
どちらもCT初優勝、新たな世代がいよいよ結果を出し圧巻し始めています。

まず、ジョアオ。
今年序盤のハワイから、2年目にして確実にメキメキと頭角を現していたことは周知の通り。

これまでTEAMブラジールを牽引してきた、ガブリエル・メディーナ(BRA)、フィリペ・トレド(BRA)
そしてイタロ・フェレイラ(BRA)らと明らかに対等しているのを感じさせ。

とうとうポルトガルで、頂点に立ちました!
その瞬間。親友のサミエル・プーポ(BRA)が、冷たいのに波打ち際まで裸になって迎えに行ってた。

ちなみにサミエルとジョアオは、同じ歳の22歳。
ブラジルメンバーの中でさえ、確実に次の世代が仲間にいて、同じ土俵で戦ってる。



2023年、地球の動向と同じようにCTツアーも変化の年になっていきそうですね。

もう一人のファイナリストとなったのは、黄色ジャージィのジャック・ロビンソン(AUS)

ロボも昨年後半から、常勝組の確固たるメンバーになってきました。
ファイナル序盤は、両者ともバレル狙いの潰されっこになっていたけれど。



ロボがバレルの形に合わせメイクするテクニックを駆使し、フィニッシュまで決めた途端。
ジョアオも一気に火が点いた!

もっとサイズのあるライトバレルで、クラシカルな爆弾系フォームボールの後ろからスパットアウト!!
ここから、一気に二人のバレル合戦と相成り。

ギャラリーも興奮♪しかもその中には、いかにも威厳がありそうな、スーツ姿の紳士が映っているではありませんか。
その名も、マルデロ・レベロ・デ・ソウザ。はい、ポルトガルの大統領がビーチに出現したのです。



えらいこっちゃー。
何かと大統領では問題ありがちのユーロ圏。彼の立ち位置は、中道左派とのこと。

彼がどんな立ち位置だろうと、それが万が一とんでもない悪だったとしても。
現場まで大統領が足を運び、決勝を生で見てくれているというだけでなんか嬉しい。

優勝して興奮しているジョアオとその仲間たちが、花道凱旋をひとしきり終えると。
覇者はビッチョビチョのまま、高級スーツに身を包む、大統領と渾身のハグ。

濡れた大統領、今度はシャワーを浴びるジャックにも近寄り。労いの言葉をかけていました。
WOW! これだけでいい大統領って思っちゃう単純派、ここに一人。

また最後のホーンが鳴って、ジェットスキーがジョアオを乗せて走り出した後。
そのまま浮いているロボを見つけると、あえてスキーを降りて近寄り熱いハグ。

スポーツマンシップーーー!
な、爽やかな光景が広がったのでした。



陸に戻ったジョアオは、ひたすら「ブラボー!」を連発して叫び。
ポルチギーズを操る彼への肩入れが強いギャラリーも、ウオーー!の雄叫び地響きタイム。

ポルトガルの人はもちろん、ラテン系な人々を巻き込み、喜びバイブスが画面越しに伝わる気持ち良い時間となりました。

自然に自分と同じ肌や髪の色、はたまた同じ出身国の選手を応援したくなるのが、世界共通ではないかと思われる人情。
けれどもそんな人同士集まると、結局その中で起こってしまう分裂もあるから、人間って不思議です。




さて、女子。
こちらは何故か今期一コケ続きという不調が続いた、コートニー・コンログー(USA)が決勝に。

どうしてハワイが不調だったのかが謎なほど、ノースでもペニーシェでもチューブでの演技が光ってた。
それはファイナルがスタートした時点でも、同様。

いきなり9ptsとなる、ハイラインでバレルを抜けるという達人技を披露し、フィニッシュもばっちりキメ。
どう考えてもコートニーに有利な展開で、最後の40分が始まったのです。

対するケイトリンは完全に違うピーク狙いで、コートニーからはかなり距離を置いて波を探すも。
どちらもこれといった1本を見つけられないまま、時間だけが過ぎます。

しかし残り9分をきった頃、いつの間にか二人は大接近。
優先権を持たなかったケイトリンが、ここで覚醒し、大きく2発当ててニーディングスコアを一気に下げることに成功。

更には、急にペースを崩され、翻弄気味のコートニーを横目に、再びちょい被りシャンプーからのハックでバックアップも揃えた、残り数分での出来事。
ヒートは終了し、17歳のケイトリンの優勝が確定です。

セミファイナルでも、終了間際の逆転劇で沸かせたケイトリン。
時間をどう使って、どう思うかはその人次第。

諦めないで、最後まで狙ったケイトリンへ何かが味方したようです。
しかも彼女の夢であった「CTでファイナルへ行く」は、決勝前に達成したのでした。



セレモニーのステージ上では、一人で担ぎ上げられないトロフィーを、ジョアオの手助けで頭上に高々と掲げ。
「優勝トロフィーの気分は?」の問いに、「・・・・重い」

・・・一瞬沈黙の微妙な間w
これがZ世代か。

ファイナルの前に、wslサイドがインタビューを試みたときは、ケイトリン「今、誰とも話したくない」って答えたのだそう。
勝ってすぐのヒーローインタビューでは、高揚するでもなく「知らんけど」「わからんけど」を繰り返すばかりで、コメンテイターのAJはやや困り顔。

ティーンネイジャー女子独特の、よくある反抗期でしょうかw w w
とはいえ、ここが地元オーシャンサイドの波っぽいこと、またO-sideへの地元愛や自分を取り囲む人々への感謝もしっかり伝えることができました。



そういえば、ケイトリンの髪型が急に変わってることに気づきましたか?
サロンへ行くような時間が先日あったのかなぁ、なんて思っていたら。

一緒に会場入りしている、お父さんにカットしてもらったんだって。

ナチュラルに我が道を突き進む、ケイトリン嬢。
まわりにどう思われるかなんて、どこ吹く風。自身の意思がとても強いことが伝わります。

それは・・・昨年クオリファイしながら、地元の友達と一緒にもっと過ごしたことを理由にツアーを蹴ったことで、既に伝わっていましたね!


日本はやっと、マスク解禁になったとニュースでやってる。
でも外してもいいよなので、着用したままの人が多いと。
(↑どこまでニュースが本当なのかは、わからんけど)

従順さや守りごとに優れるよう、和を大切にする教育を受けた私たち。
でも考えるこをしないで、受け身のまま過ぎると、見た目は人間の家畜になっちゃう。

せっかく人間に産まれたし、日本人になれた。きっと生物系国ガチャは、当たりました。
同調圧力や自動的に入ってくる情報に流されず、考えることを放棄しないで強く生きたいですね!

とはいえ。サーファーだと、そうでない側にとっくに行き着いている人が多そう♪

ちなみに、ジョアオもホームのブラジル・サクアレマの波に似てるって発言してた。
そしてジョアオもケイトリンも、FUNウェーブだったと。

最終日も簡単にムチウチになれるような、パワフルなビーチブレイク。
そんなコンディションで、何ヒートもこなした後にそう言えるタフさ。

やはり色々わからされるCTツアーです。

御一行様、お次は4月からスタンバイに入るのは第4戦オーストラリアのベルズビーチ。

こちらでは一体何が起こるのか。
今から楽しみなのだ☆































| サーフニュース | 05:14 PM |






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