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『マイバケットリスト』#22

『世界の行ってみたい100サーフポイント』

” バリ島2/イーストコースト “

       

日本のレイニーシーズン日本の冬寒い時期暖かいところでサーフィンしたい場合バリの東海岸はとても良い目的地になっている。

運悪く雨の続くタイミングであると毎日激しいスコールに襲われることもあるが、
このシーズンは西からの風によって東海岸がオフショアとなる。

特に朝早いうちは風も強くないのでいろんな場所でサーフィンが可能となる。
以前はとても人が少なかったが最近では色々な場所が込み合うようになってきた。
サーフツアリズムの功罪だろう。

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2000年代に入り、
日本の雑誌にセランガンやサヌールの先のビーチブレイクと黒い砂の上で崩れる河口の波が特集され、
レイニーシーズンにコンスタントに波乗りができることが分かってきた。

セランガンに橋がかかり海岸線にバイパスが出来ると、一気に東海岸をサーフツアリズムが襲って来た。

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セランガンはかつての「シークレット」。
以前、タートル島(亀の島)と呼ばれた島の東海岸にあるセランガン。

ポイント前には、ワルンが何軒かたち、遠浅の沖でリーフブレイクが綺麗に何箇所か崩れるセランガンの波。

朝早く到着したセランガンの海岸、
近くにあるワルンのおじさんが迎えてくれる
『おはよう。波どうですか』

『今日は正面と右の方のポイントにもうねりが来てるよ。
人も少なくてハッピーコンディションじゃない。』

甘いコーヒーを注文して、波をチェックし、どこのポイントに入るかゆっくり考える。
今日は正面のポイントが良さそうな感じだ

着替えを済ませ荷物を置かせてもらい、浅く海藻の生い茂った岩盤の上をゆっくりと歩き、少し深くなったところで、ゲッティングアウトする。

正面から登る朝日が眩しい。

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この季節の良いとこは雨が多いためとても果物が豊富になり果実がジューシーになるところだ。

サヌールの良いところは古くからの観光地で白人向けのホテルやレストランが多くとても落ち着いた雰囲気で大人の観光客を喜ばせてくれる。

宿泊は高級ホテル、ハイアットやバリビーチホテルなどラグジュアリーなホテルから、一般のホテルそして安く泊まれる部屋までいろんなバリエーションがある

あなたがサーフィンしたいと思うポイントの前にするのが一番かもしれない。

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バリ島の南へ伸びた半島の左側がウルワツ、逆の右側がヌサドアとなる。
南極方面から来たウネリは半島に沿って、ライトサイド(レギュラー)方向へブレイクして行く。

ヌサドアの分厚く力強い波、サヌールリーフの浅く掘れ上がった波。

初めてバリの東海岸に行ったのは、いつもことだったろうか?
宿泊先のクタ方面から車の乗り合いやバイクでチャレンジングな波にトライする。

ヌサドゥア:
約500メートル沖合のリーフは、雨季の西風としっかりとしたうねりで、いくつかの素敵波を作り出し、
大きな波にチャレンジしたいサーファーに人気のある場所だが、
初心者は、波の強さ早い潮流に注意が必要かもしれない。

半島の先には、波が小さいときに訪れ、
ハイキング気分で300段以上の階段で崖を降りたところにあるグリーンボウルがある。

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新しくできたバイパス、サヌールからパダンバイへ向かい1時間ほど走ったところにある曲がり角を海の方へ曲がると
突き当たりの手前に少し車を停めるスペースがある。

ガイドのローカルが車を道の端に止め、砂浜に出ると溶岩の混ざった黒い砂、
左右を見渡すと何箇所かで波がブレイクしている、ここから左側にしばらく砂浜を歩いていくようだ。

『どこで波乗りするの?』
『ここから歩いて10分ほどだよ』

車から荷物を降ろし、
サーフボードとバスタオル、飲み物を持ってゆっくりと砂浜を歩いて行くと駐車場からは見えなかったブレイクが少しずつ見えてくる。
小さな川が流れ込む場所がリーフの切れ目となっているようで、そこに向かってレギュラーの波が長く綺麗に崩れている

                  

誰もいないクラマス。
バイパスがない頃、バイクで田んぼの脇道や海岸を走って見つけた秘密の場所だったらしい。

バリの東海岸にバイパスが通った後、クラマスの波質の良さに気づき、多くのサーファーが訪れるようになった。
そして今は、高級リゾートから綺麗なレストラン、ナイトサーフィン用の照明、ライブカメラまでもある。

クラマスでの混雑を避けたい場合は早朝に、そして潮回りに注意して、干潮のリーフと岩底に要注意

そしてその先のチュチュカン、そこから先のポイントも混み合ってきた。

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「オフシーズン」または「ウェットシーズン」と呼ばれるバリの梅雨は、観光客でにぎわう季節や乾季の賑やかなサーフスポットと違う、
東南アジアのモンスーンによる雨と違い、バリの雨季はかなり穏やかで、軽度の水たまりと短時間の強風である

日頃の行いが良ければ、まったく雨が降らない週もある。

かなり蒸し暑いが(乾季よりも暑いこともある)、
交通量の多さ、混雑したビーチ、観光地、バー、レストランなど、乾季のハイシーズンに伴う問題は、
雨季のオフシーズンの方が適しているかもしれない。

特に波が大きくなった時は、
サヌールリーフ、スリランカ(クラブメッドの前)が真価を発揮する。

ローカルやレジデンスが大切にする場所なので、尊重の気持ちを持って、パドルアウトすると、
運良く人生で最高の波に出会えるかもしれない。

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サーフィンの楽しみは人それぞれ色々ある

コンテスト優勝を目指し、躍起になって本数を乗ることを目指す人
沖に佇み、ただひたすらその日の大きな波を狙い続ける人
写真で見た名高い世界中の波を追い求める人

忙しく乗ることを目標にしたサーフィン、そこにはサーフィンの優雅な姿はない。

日頃からサーフィンの技よりもライディングする楽しみを優先している人から見れば、
考えるだけで疲れてしまう。

大きな波を狙う人はその日の最大の波を捕まえるためセット間隔やうねりの方向を考えながら適切な位置で長い時間待つ、
1日3本良い波を乗れば、幸せを感じられる。

自分のサーフィンのスタイルを
その日の波の大きさやサーフィンする場所に合わせ、好きなように楽しめば良いのだろう。

大きく変わって行くニューソサエティ、変わらぬブレイクを見せる波。

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追記;
残念ながら、
セランガンの島はほぼ全体がホテル用地として買収されたようで、現在はサーフできる海岸へ立ち入り禁止となり、
ボートでのアクセスのみが可能となっているようだ。

                         

ライター;南 夏海
大学在学中からサーフィン出版社に出入りし、
東南アジアサーフトリップ、創業。
映像、ライセンスビジネスなどの会社設立。
ブランドオーナー、サーフクルーズCO-OWNER。
早稲田大学卒。

                     

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