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『マイバケットリスト』#20

『世界の行ってみたい100サーフポイント』

オーストラリア/ゴールドコースト〜バイロンベイ

非常事態宣言が解除された後、ビジネスで往来できる国としてはベトナムやニュージーランド、オーストラリアの国々が挙げられているが、秋から冬、もしくは来年春までサーフトリップはなかなか行けそうにない。

しかし、次のトリップに向けて自分で出来ることに集中し、自力が及ばないことは気にせず、体とお金の準備を整える。

      

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サーフィン大国のオーストラリア。

人口が少ない割に、サーファーの割合が多く、海の中も上手なサーファーですごい人混みなのが悩みの種。

それでも、オーストラリアのサーフエリアは広く、クイーンズランド、ニューサウスウェールズ、ビクトリア、
そしてウエスタンオーストラリアもある。

日本からのアクセスが最もいいのはシドニー、その次にブリスベン。
ブリズベン空港から南へ下った周りに大きな大会が開かれるゴールドコーストがある。

一口にゴールドコーストと言ってもニューサウスウェルズ州とクイーズランドの州境のツイードヘッド、デュランバー。
その岬の反対側にスナッパーロックス、そして、グリーンマウント、キラー、バーレーヘッズなどの有名なポイントが連なる。

波が良い時は、いつも人が多くうまいサーファーで混み合っている。

どこも一緒だが、街に近いと混み合い、田舎へ行けば空いているという理屈、初めての場合は、空港に近い街に吸い寄せられそうになる。

ゴールドコーストの中心、サーファーズパラダイスの街には高層マンションからホテル、レストランのあるビルが立ち並び、
まるでワイキキのような雰囲気を醸し出している。

ライフセーバー達による監視が行き届いた美しい遊泳ビーチと人々で賑わう目抜き通り、ショッピング街。
観光には悪くないが。。。

      

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『GOODAY! (グッダイ)』
オーストラリア訛りの挨拶を交わし、海の近くの駐車場からビーチへ向かう。

『波どうですか?』
『朝は、かなり良かったよ! 楽しんでね』

有名なポイントだけあって、混み合っている。
ラインナップは、取り合いが厳しそうなので、ショルダーで波待ちをする。

かなり掘れているピークのテイクオフを横から眺めてると、
トップからボトムまで落下するようにテイクオフしていく。

その後のターンが出来れば、長い壁の波が伸びていくが、なかなか波をつかむのが厳しい。
インサイドへ場所を移して、ビジターらしく余った波を何本か乗っていく。

ここスナッパーロックスとバーレイポイントの間は世界サーフィン保護区となっており、
カリフォルニア州マリブ、ポルトガルのエリセイラなどと並び美しい海岸線が保たれた有名なワールドサーフリザーブである。

     

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何日か街で過ごすが、人ごみに疲れてきて、違う場所へショートトリップ。
モーテルでコーヒーを飲み、朝早く出発する。

『おはよう。早いね。』
『バイロンベイへ行くので、早く出掛けるよ。どれくらいかかるかな?』

『2時間くらいかな』

ゴールドコーストから少し足を伸ばして南へ車でドライブすると、
少し田舎の落ち着いた感じになり、レノックスヘッドまで多くのポイントが点在する。

そして道中にバイロンベイがある。

    

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至る所にピークがある広いビーチ。
夏の休日を楽しむ地元のサーファーが多く訪れる場所。
キャンプしながら1日中ビーチで楽しむのがオージースタイル。

途中には多くのポイントブレイクがあり、岩の脇からブレイクし、コンスタントに波がある。
地形が決まるとバレル、パーフェクトな波も味わえるらしい。

近年、急激に人気が高まっているバイロンベイエリア。

パーフェクトなポイントブレイクでどこまでも長く続く波と、
自由でレイドバックした雰囲気を求めて世界中からおしゃれなサーファーが集まっている。

カフェやレストランも多く、家族連れ、カップル、女子旅、
ゆったりと波乗りしたいのならこのエリアがおすすめ。

     

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バイロンベイがサーフィンで有名になってきたのは1960〜70年代。

レイドバックで親しみやすいヒッピーライフスタイル、
それと美しい自然環境で、ビーチとサーフィンの楽しく自由なライフスタイルに憧れる人たちが集まってきた。

1980~90年代にかけて、徐々に開発が進み、
以前はヒッピータウンと言われたバイロンベイエリアも多くの小綺麗なショップ、
芸術家、おしゃれな人たちが住む素敵な街に変貌してきている。

     

岬の先端の駐車場で車を止め、THE PASS に向かう砂浜に降りる。

『岩の脇から沖に出るのですか?』

『タイミングを見て素早いパドルでね。流れがあるので、1本乗るとビーチを歩いて戻ると良いよ』

優しい地元の人が教えてくれる。

    

バイロンベイのサーフボードメーカーであるボブマクタビッシュは、初期の頃からのメンバー。

メローな波は多くのロングボーダーを集めたし、
ナットヤングは、ロングボードを切り取って、新しく短いショートボードを作る「ショートボード革命」をここで起こし、業界を一変させる原点となった場所でもある。

    

暖かい水、一貫したうねり、手入れの行き届いた砂があるバイロンベイ。
一度は訪れた方が良いと思う。

      

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初心者に最適な「The Wreck」は
難破船が海底に沈んでいるポイントで、波は短めだが、ファンライドが楽しめる。
ザ・パスなどの人気ポイントが混んでいる時にはオススメ。

「The Pass」
数百メートル以上の信じられないようなロングライドが可能なライトのポイントブレイク。
バイロンベイのメインビーチと灯台の間に位置し、コンディションが整うと、
初心者には練習しやすい波質だが、とても人気のスポットのため混雑している。

      

インサイドの『Wategos』
ライトのポイントブレイク。ロングボーダーや年配の方も多いビーチブレイク。
比較的空いているかな。

『Tallow Beach』タロービーチ
バイロンベイ灯台から南側に広がる長いビーチ。
波のない日はほとんどなく、バイロンベイでは比較的空いているポイント。
バイロンベイ周辺で北東の風でメインがオンショアの時に波乗りできる場所。

その南には、ブロークンヘッド、
そしてさらに南へ行くと壮大なスケールを誇るレノックスヘッド。

キャンプ好きなら外せない、バイロンベイ辺りののどかな雰囲気。
キャンピングサイトなどに泊まるといろんな人と自然な会話ができ、
波がなくても、人との知り合いになることによって旅の楽しさが倍増する。

     

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波乗りを終え、昼ごはんは、
オーストラリアで有名なフィッシュアンドチップス。

肉と野菜などが大量に詰め込まれたハンバーガー。

今日はフィッシュ&チップスを選んだが、
一人分のサイズがでかい!

    

ちなみに晩御飯は、
近くのストアで売っているドラフトビールを買って、レストランに持ち込み、
大きな肉の塊と骨が一緒の T ボーンステーキ。

毎晩色んなレストランでビールを飲み干すローカル達に仲間入りすれば、
英語を勉強しながら、サーフィンの情報も得られ、より楽しくなる。

    

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ゴールドコーストのような街の中では、若いサーファーからおじさんまでビールを飲み、明るく過ごすオーストラリアスタイル。

バイロンベイエリアのおしゃれなファッションも取り入れ静かに過ごすライフスタイル。

好きな場所を選んで、そこでサーフィンし、いろんな人と知り合う、
そして、その土地を理解する。

人生は旅、サーフトリップへ向けた準備も心の旅の楽しさの一部になる。

バイロンの岬へ押し寄せ、湾の内側へ長く続く波。

レノックスの草原から見た、半島に沿って幾重にも崩れる波。

keep distance, stay cool, enjoy surf!

    

ライター;南 夏海
大学在学中からサーフィン出版社に出入りし、
東南アジアサーフトリップ、創業。
映像、ライセンスビジネスなどの会社設立。
ブランドオーナー、サーフクルーズCO-OWNER。
早稲田大学卒。

  

   

》次号2020年8月は編《

    

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