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『マイバケットリスト』#17

『世界の行ってみたい100サーフポイント』

“インドネシア /  ウエストジャワ

    

空港の外に人が溢れ、客引き、物売りの混沌とした熱気はなくなり、
ジャカルタ空港はスマートで近代的な空港に生まれ変わっている。
半年経てば、街の風景も変わっていくアジア有数の都市、ジャカルタ。

ウエストジャワのサーフポイント、チマジャへ行くには、ジャカルタからの車移動になる。

空港でガイドと落ち合い
サーフボードバックをトヨタの四駆の上に載せ、トラベルバックを積み込み、後部座席に乗りこむと、
フルスピードで走り出した。

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空港から南へ向かう高速道路は市内中央を通過するので、
朝夕方のビジネスアワーの渋滞は世界で最も酷いと言われており、
発展する街と増加する人口、インフラが遅れた道路事情がこの街を表している。

夕方過ぎに市内から高速を抜け、一般道路に降りると、
急に田舎道になり、夜は暗くて周りがよく見えない。
ウトウトしながら2時間ほど過ぎただろうか

『コーヒー & トイレット』とガイドから言われ
一緒にインドネシア版の道の駅で休息に入る。

『後どれくらい?』
『サトゥ ジャム(1時間)かな』

スカブミの街を抜け、アップダウンと曲がりくねった最後の道のりを過ぎると
ウエストジャワのプラブハンラトゥに到着する。
ガイドに時間を確認してから、2時間はゆうに過ぎているが、チマジャはもうすぐだ。

暗闇の中、ホテルにチェックインし、合計4~5時間のドライブで疲れ切った体をベッドに投げ出すとそのまま吸い込まれていった。

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夜半に激しい雨が降っていたらしいが、翌朝はうっすらと日が差して来た。

水溜りの残った川沿いの道を
宿泊施設からチマジャのメインポイントまで散歩がてら歩いてみる

ぬかるんだ道を抜けると、大きな玉石の向こう側で少し濁った波が崩れている。

『スラマットパギ(おはよう』

『波どう?』ローカルに話しかける。

『人いないし、風無いから、今サーフィンがバグースよ!』

急いで部屋に戻り、ボードショーツ、ラッシュガードに着替え、リーシュとフィンを付け、ワックスを塗る。
玉石が多かったので、リーフブーツも追加し、最終確認する。
オット、日焼け止めを忘れるところだった、危ない。

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沖に出ると、チマジャのメインポイントの遠く右側でもすごい波が割れている。
インジケーターと言うポイントらしい。

何本か乗らずに波をチェックする。

大小丸い岩のある海岸線に沿って綺麗に崩れる波、それと少し割れづらい波がある。
少し奥から乗るか、セットの波を待った方が良さそうだ。

雨後は川の水が流れ込んでいるので、間違って飲み込むと腹を壊しそう。
茶色の水が気になるが、朝食前の1時間ほど楽しめた。

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チマジャポイント –
乾季の風がオフショアのファンポイントブレイク。
少し早いセクションとゆっくりカットバクできたりバリエーションが多く、朝の無風でサーフィンが狙い目。

  

インジケーター –
チマジャポイントよりも右側に見えるのがインジーケーター。
メインよりもワンサイズ大きく、速い壁、チューブにもなる。

小さいときは浅い岩場が危険な波なので、オーバーヘッドでサーフ可能。
フジツボ、ウニ、浅いリーフに気をつけてね。

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ジャワ島の大きなリゾートタウンの1つであるプラブハンラトゥ(プラブハン=港、ラトゥ=王、女王の意味)、
チマジャはその少し西にある。

このエリアに上手いサーファーも多くいて、大会も開催されているが、
のんびりしたエリアの特徴として、皆と楽しくサーフィンするのがお気に入りらしく、
競技するサーフィンには向いてなさそうだ。

週末には、ジャカルタからシティサーファーが訪れ、ビーチではサーフクスールもあるらしい。

プラブハンラトゥの街は、名前に通り大きな港があり、漁船も多く出入りし、毎朝市場が賑わっている。
何日か一緒にサーフィンしていたガイドの知り合いが

『今晩バーベキューはどうだい?』と誘ってくれたので、

『もちろん、OK』

魚市場に買い物にでかけ、朝獲れの新鮮で気に入った魚を物色し、
夜はBBQパーティになった。

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チマジャのメインポイントも含めて、ペラブハンラトゥ湾内には
いろいろな条件の下でサーフできるポイント、秘密のスポットもあるらしい。

カランハジ –
ボートハーバー近くのホテルの近く。
ここは、砂が定期的に移動するので、砂の溜まり方が良ければ、非常に楽しくて両サイドに乗れる波になる。
簡単にアクセスでき、サイズが小さいが安全でファンサーフ。

    

チクンバン –
湾の奥深い場所にあり、南からの大きなうねりが必要。
混雑していない波に乗りたい時はチェックする価値があり、サンゴ礁、玉石、そして砂がミックスしたポイント。

   

サンセットビーチ –
カランハウとしても知られている楽しいビーチブレイクは、うねりが小さいときに最適。
初心者のサーファーに最適なサーフスポットであり、ビーチに便利なサーフスクール。

サムドラ –
なるさらに東は、サムドラビーチ。
ここのビーチはかなりうねりに敏感なので、大きくなるとクローズアウト。
早朝または夕方のグラスオフにチェック。

  

ロジ –
気まぐれなサーフスポットで、大きなうねりが必要。 メインポイントがクローズアウトになった時、
年に数回と言われるベストな時は、波は長いレフトハンドが表れ、何百メートルもつながるロングライドが楽しめる。
水の汚れに特に注意。

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メインポイントにも飽きたので、少し離れた場所へ1日使ってショートトリップ。

プラブハンラトゥ湾の中央から南や西へ少しのドライブで、綺麗な水とサンゴ礁や岩盤のポイントがある。
いくつかを探しに行くと、混雑していない波がある

ガイドと行った南方面の国立公園の近くのタートルポイント。
そして、西方面で綺麗な波が岩盤の上で崩れるサワルナ。

両方との湾から外れるので、水が綺麗なポイントだ。

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南東貿易風のある4月から11月までの乾季は、サーフィンには良い季節、
6−8月は、波がかなり大きくなるが、朝、午後遅くの風がない時が狙い目。

12月頃から3月頃までのオフシーズンにも波があるが、風は西風に変わることが多くなる。

毎日雨が降り続くのは珍しいが、
風が弱ければ、波自体は非常に安定している。

インドネシアのサーフィンタイトルやその他のサーフィンコンテストを開催しているので、
日程を調べて、同じ期間に開催されていないことを確認して計画してくださいね。

体力が続く限り、サーフィンを続けるだろう。
やめる理由もないのだから。

   

ライター;南 夏海
大学在学中からサーフィン出版社に出入りし、
東南アジアサーフトリップ、創業。
映像、ライセンスビジネスなどの会社設立。
ブランドオーナー、サーフクルーズCO-OWNER。
早稲田大学卒。

     

》次号2020年5月はサーフトリップの心得編《

   

    

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