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『マイバケットリスト』#6

『世界の行ってみたい100サーフポイント』

” サンセバスチャン&バルセロナ/スペイン “

このエリアはイベリア半島の北端に位置しているため、大西洋から押し寄せる波でサーフィンをポピュラーにしている。
フランス国境のバスク地方サンセバスチャンからムンダッカ、ビルバオから西端のガリシア地方まで無数のサーフポイントがある。

夏季でも乾燥することが少なく年間を通じて降水があり、
年間降水量はスペインの他地域に比べて多く、一年のうち雨天と曇天がやや多い。

もっとも降水が多い時期は10月から4月で、11月が降水のピーク。

春と秋は過ごしやすく、
夏季の平均最高気温は25度〜26度、冬季の平均最低気温は6度〜7度の間である。

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スペイン北東部、フランスとの国境近くに位置するバスク地方のサンセバスチャン。

美しい地形に恵まれているだけでなく、洗練された街並みで、夏季はヨーロッパの避暑地として人気の高い町だ。
町のシンボルは貝を意味する「コンチャ」の名の付いた湾で、貝殻の弧を描くような形状に広がるビーチと
海岸線沿いの整備された遊歩道はおすすめ。

人口当たりのミシュランの星の数が世界一で、グルメ達から食文化への熱い注目を浴びており、
「美食の街」や「ピンチョス発祥の地」などと町の名を広めている。

この街に宿泊するとサーフィンと食事がたのしめる。

朝は、チーズとパン、新鮮なジュース、しぼりたてのミルク。
昼は海岸線のレストランでワインとピンチョス、
夜はバルでビールと魚料理。
波が小さくても不満なし。

英語が通じないので、知っているスペイン語の羅列でコミニュケーション。

『オラ! セルベッサ ウノ(ビール1杯)』

吊るしてある肉を指差しで料理を注文すると、
店のおじさんは、パンに挟んでサンドイッチ風に仕上げてくれた。
「山のハム」を意味するハモン・セラーノは、豚を塩漬けにし、低温で長期乾燥させた生ハム
塩味が効いて、

『ブエノ!(グッド!)』

ピンチョスはスペインの小皿料理(タパス)の一種で、一口サイズの串料理やバゲットに具材をトッピングしたもの。ピンチョスで有名なバスク地方はスペイン随一の美食エリア

スペイン1978年憲法はフエロなど各地域の歴史的権利を認めており、バスク州は教育・警察・厚生などの分野で大幅な自治権が認められた。
今日では世界でもっとも地方分権化が進んだ地域のひとつとされ、ザ・エコノミスト誌は「ヨーロッパのどこよりも高い自律性を持つ」としている

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夏の避暑地が終わり、秋から冬にかけて北東からの風が波を作り出し、イベリア半島に押し寄せる。
北部で最もフランス国境に近いこのエリアは波が整い、サンセバスチャンから1時間ほどで有名な河口、 広い川から流れ出てきた砂丘に広がるムンダッカがある。

ピカソのゲルニカで有名な場所の近く、海岸に建つ教会と小さな公園がある頑丈な岩山で守られた岬の沖にヨーロッパで一番距離が長いと言われるサーフポイントである。
以前、ワールドサーフツアーのコンテストも開催され、完璧な地形でクオリティの高い波である。

一日中見ていても飽きない、素晴らしい眺め。

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サンセバスチャンのあるバスク地方の首都ビルバオ。

建築で有名な場所だけあって、ウルトラモダンな空港から、レンタカーで北上するとすぐに海岸線に行き当たる。

駐車場に車を止めて、広いビーチを見下ろせる丘の上の草原まで歩く、
多くのサーファーがビーチに寝そべったり、ビーチの波で遊んでいる。

街と海が近く、サーファーの数も多い。

ビルバオの街はゴシック様式から現代様式まで様々な様式の建築物が存在し、
ドックや木造倉庫があった土地に建てられた代表的なビルバオ・グッゲンハイム美術館や
他にも世界的に有名な建築家や芸術家が手掛けた建築物が建てられている。

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夜のレストランテからかすかに聞こえてくるフラメンコの哀愁漂う歌声と演奏、

近くのバルに入って、

『アヒージョ パルファボーレ(アヒージョお願いします)』

店のおじさんが、何を入れるか聞いているようなので、隣のテーブルの指差して
エビを注文したら、おじさん微笑んで OKサイン。

これもグッド。バケットとワインもパルファボーレ。

また、バスク地方のフランス側のスポット、ビアリッツは欧州一古いサーフィンのメッカのひとつなので
国境を越えて行ってみるのも良いだろう。

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ビルバオからLCCで約1時間。
スペインの南側地中海に面したカタルーニャ地方のバルセロナ。
旧市街と新市街があり、スペイン第2の都市である。

スペイン中央政府がカタルーニャ民族を軽視するような言動を繰り返したことや税金の金額と政府から還元される金額に大きな隔たりがあることが理由で2010年代に独立運動が盛んなエリアになった。

アントニ・ガウディの作品群としてユネスコの世界遺産に登録されている
サグラダ・ファミリア(聖家族教会)は、1882年から建設が続けられており、なんと2026年完成と予告されている。

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バルセロナのビーチはナショナルジオグラフィックによって世界でNo1都市のビーチと命名され、
日本だと東京青山にヨットハーバーとその前に海岸が広がるイメージかな、
ヨーロッパのこのオシャレな都市でもサーフィンブームである。

夜の街は遅くまで多くの人でごった返し、花屋、鳥屋、大道芸人、カフェテリア、レストランが並ぶ、市の中心から臨海地区まで走る大通りがある。
このランブラス通りを歩くと、いくつもの興味深い建造物に混じって、大劇場、食品市場。
南の終端にはクリストファー・コロンブスの像があり、地中海を指して立っている。

それは、16世紀中頃から17世紀前半までの約80年間はスペインが繁栄した時期であり、スペイン史上「黄金の世紀」の象徴でもある。

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サーフィンに最適な時期は10月から3月、冬はここでサーフィンをするのに最適な時期、冬でも温暖な気候、雨が少なく過ごしやすい。
バルセロナはサーフィンに最適な場所ではないにもかかわらず、ここでは多くのビギナーと熱心なサーファーがおり、
ビーチ沿いにはサーフショップ、デパートの中には、有名サーフブランドのテナントがある。

そしてスペインの南側地中海に面したアンダルシア地方のマラガにも良いポイントがあるらしい。

ムチョ グラシャス アミーゴ!

PHOTO:KOMAKI

ライター;南 夏海
大学在学中からサーフィン出版社に出入りし、
東南アジアサーフトリップ、創業。
映像、ライセンスビジネスなどの会社設立。
ブランドオーナー、サーフクルーズCO-OWNER。
早稲田大学卒。

》次号2019年5月はバリ島編《

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