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『マイバケットリスト』#23

『世界の行ってみたい100サーフポイント』

チュニジア /チュニス “

    

大人のサーフトリップ。
ちょっと寄り道トランジット番外編

   

イタリア/シチリアからは海峡を越えたすぐの場所にある北アフリカにあるチュニジア。
西にアルジェリア、南東にリビアと国境を接し、北と東は地中海に面する。

地中海の地図を見ているとシチリア半島の先にある北アフリカには、チュニジア、エジプト、アルジェリア、リビア。
イタリアなどにも波があるので、その国々にも波があるだろうな。

一度行ってみたいと思っていたのでイタリアでトランジットし、チュニジアの首都チェニスに向かった。

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首都チュニスにはチュニス・カルタゴ国際空港があるほか、ヨーロッパではリゾート地として知られるので、数ヶ所に国際空港があり、
周辺国やヨーロッパの都市と結ばれている。

19世紀フランスによるチュニジア侵攻が行われ、1883年の協定でフランスの保護領フランス領チュニジアとなった歴史がある。
そのため、言語はフランス語とアラビア語の両方となっており、大多数の国民がフランス語を話すことが可能らしい。

2010年のジャスミン革命、そして2015年のバルドー博物館テロ事件以降、
街には軍隊の車が駐屯し、ライフルを構えて警備している。

しばらく観光業は停滞していたらしいが、情勢は安定に向かっている。

比較的穏健なソフトイスラム国であり、中東と西洋のパイプ役を果たしているので、観光地としても発達し、アフリカの国の中では良好な経済状態なのがわかる。

東側の地中海に面した海岸線は約1300キロメートルにわたる。北からチュニス湾、ハマメット湾、ガベス湾の並び、良港も多い。

大昔イタリア、ローマ帝国と戦った猛将ハンニバルが有名で、その遺跡カルタゴも見てみたいと思い、ついでにイスラム文化の発達した都市スークも。
万が一うまくすれば波乗りもできるかもしれない。
淡い期待を持って北アフリカに上陸した。

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チュニス空港に着くと、入国検査員が少なくかなり並んだが、思ったより入国は厳しくなくクリア。

外に出ると公用語がフランス語なのかカフェ風のテーブルが並んでいた、
アラブとフレンチのミックス文化なのだろう。

       

黄色いタクシーを捕まえ市内の予約してたホテルに向かおうとする。

運転手がなかなかメーターのボタン押さないのでボタンを押してくれ、
いや幾らなら行く、
イヤだめだ、
メータータクシーなのでメーターを使ってくれ。

めんど臭いやり取りを繰り返し、最終的にはこちらの値段で行くことが決まったが、タクシーの運転手は気分悪いのか無言で車を飛ばす。

ホテルに着いて、チップを少し上乗せすると
『メルシー』と笑顔を返してきた。
アラブ商人の血が流れているのだろう。

         

ホテルの周りは、左右4車線の思いのほか広く大きな道路に面している、
そして歩道の広い部分をカフェテリアがテーブルと椅子を拡げた形になっている。

『ボンジュールムッシュ』
給仕たちが声をかけてくる
『カフェ・オ・レを』

彼らも慣れたもんですぐに座席を指定し、フランス風に格好つけた風情で飲み物を差配し、
腰に巻いたウォレットで勘定を済ませる。
フランスに対する憧れなのか少し格好つけすぎているのが面白い。

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夕刻、日が暮れて涼しくなると街に人が溢れてくる。
現地ローカルばかりのレストランに入り、アラビア語のメニューを出されるが、読解不可能。
入り口のテーブルに座る人が食べてる唐揚げライスのような料理を指差し注文する。
意外といける。

長旅で疲れたので明日以降のことを考えながらホテルのベッドに入る。

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『おはよう。今日はどこに行くのですか?』
『まだ決めてないけど、海の方に行く予定だよ』

ビュッフェの従業員は、
『それだとカルタゴの遺跡がいいですよ
鉄道に乗っていけばすぐに着きます』

『オッケー、メルシー』

       

世界遺産としての、カルタゴ遺跡。
紀元前814年頃にはカルタゴが建国され、地中海貿易で繁栄した。

かなり古びた鉄道は、地元の学生などで混んでいた。


町から30分ほど海沿いを走るとカルタゴに着く。

カルタゴの遺跡は海沿いにあり、多くの漕ぎ手と戦士が乗ったガレー船が泊まっていたと思われる小さな港がある。

丘の上には、ローマ帝国に敗れたとことごとく壊された遺跡、
そして、占領した帝国が作った大きな浴場を含むローマ時代の遺跡がある。

丘の上に建つと遠くに海が見え地中海のやや白味がかった碧い海が見えた!
が、波はない。

ネット予報でうねりを確認したが、
もう少し北のアルジェリア方面に行くか、リビア、エジプトの方面に行かないと波はなさそうだ。

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アフリカらしくない”白い壁と青いドアが印象的な美しい街と言われる「シディ・ブ・サイド」

カルタゴの遺跡の近くに白とブルーの綺麗な建物で有名な街がある。
眼下には綺麗な港とクルーザーが止まり観光客がガイドの話を聞きながら街の色々な場所を巡っている。

しかしここにも波はない

歩き疲れたので途中でフランス風のバケットにハムやチーズを挟んだ昼飯を食べた後、ゆっくりと街を散策した。

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夜になってホテルの近くの通りを歩いていると イスラムでアルコールは駄目なはずなのだが、
ビルの半地下や奥まったところで男達がたむろし、何かを飲んでいる。

暗い店舗の中で色の黒い地元のアラブ系の人たちがビールを飲んでいる。

しばらく考えた後、思い切って店に入り、やはりここでも隣の人が飲んでる瓶ビールを指差し、
『アン ビール バルファボーレ。(ビール一本ください)』

英語とフランス語とスペイン語を混ぜこぜで言ってみたら、
愛想のない店員はカウンターの下からビールを取り出し、カウンターの上にドン。
『メルシー』

隣の兄ちゃんと目があったので軽く乾杯の挨拶をしビールを飲む、冷えていて美味い。
隣の兄さんとは言葉は通じないが、食べてるつまみをしきりに勧め、『食べろ食べろ』と表情が言うので、
ビールとつまみを交互にいただくことにした。
ここでも『メルシー』

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もう一つの世界遺産、チェニス旧市街がある。

国立博物館には、古代ローマ時代のモザイク芸術からイスラム美術に至るまでの考古学遺物があり、
メディナと呼ばれる旧市街地区で有名なのは、壮大なザイトゥーナ モスクや活気に満ちた青空市場/スークだ。

街の中にある奥まった城壁に囲まれ、
何百という店が入っているアラブ系の国独特の雰囲気。
その周りには有名な寺院や建物が建っていて迷路のような道が続いている。

有名なカフェテリア、土産物、雑貨、野菜、肉、金、銀財宝、ありとあらゆるものが並んでいる。

この混沌とした独特の活気は
半日歩いても飽きない。

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波乗りがうまくできればと思ってきたら、サーフショップも板を積んでる車も見かけず、地元の人達はその日の生活で大変なようだ。

とてもサーフィンなどをしている時間はないかもしれない。    

ネットで見ると時期によっては波があるらしい。
情報を見てると3~4時間北側の美しいビーチには必ず波がありそうだ

地中海の波はそれほど大きくないが、風が強いのでエジプト、イスラエル、
そして左隣のアルジェリアには波があるらしい。

次にヨーロッパに来る時には、またどこかに寄り道し、
未知の土地を歩き、波を探しながら色々な知らない世界を巡ってみたい。

   

ライター;南 夏海
大学在学中からサーフィン出版社に出入りし、
東南アジアサーフトリップ、創業。
映像、ライセンスビジネスなどの会社設立。
ブランドオーナー、サーフクルーズCO-OWNER。
早稲田大学卒。

       

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